
| 我々の頃は体育会系でスポ根のノリだったけど、今は違うよね。 | |
| まじめですよね。スタイルもいいし。大学時代の遊びからして違うから。酒、タバコ、クルマ、賭け事なんて、今の若い人はしないでしょ? | |
| ただ、昔の営業は「個」と「公」の時間が半々だったけど、今の人は「個」を大切にする傾向があるかな。私が若い頃は、人のカネで酒飲みたいばっかりで、上司に「今日はまっすぐ帰っちゃうんですか?」と毎日聞いたモノだけど。まあでも、それはそれで、受け入れていますよ。 | |
| 先輩が優しくなったというのも、昔との違いかも(笑)。 | |
| 自分たちがされて困ったことを、しないようにしている、というのもあるよね。 |
| 私たちが社会人になったばかりの頃は、とにかく目先のことを一つずつやってみたものだったけど、今は「思ったとおりやってみろ」ではダメですね。理由を理論的に説明しないと。 | |
| そう。細かい説明がいるようになったよね。 | |
| 私は自分でまわりくどいところがあると思っているので、教える際、くどくならないように注意していますね。あまり長々と話しても集中力が続かないし、お互い時間がもったいないから。 | |
| 私の場合は、日頃からとにかくコミュニケーションを取るようにしています。こっちが忙しそうにしていると、若手も声をかけづらいので、いつでも話を聞けるような態勢で余裕を見せるようにして。こちらから進捗を確認したりもします。 | |
| あとは、電話の内容を横で聞いていて、「こいつ、ヤバそうなだ」と思ったら、助け船を出すとかね。出社したときの顔色も見ますよ。何かあったときは、後ろ姿だけでどんよりしているのがわかる。ま、ただの飲み過ぎのときもあるけど(笑)。仕事で悩んでいそうなときは状況を見て声をかけますよ。 |
| ステンレスの営業は、お客様によって使う商品もまちまちだし、メーカーもいくつかあってそれぞれ特徴があるので、どんなお客様を担当するかによって、それぞれの得意分野ができてくるんですよ。その様子を見ると、「日々成長しているな」と嬉しくなります。自分より部下の方が詳しいことがあると、遠慮なく聞きますね。 | |
| 自分たちも上司や先輩から聞かれたし、「部下には聞けない」っていう変なプライドみたいなものは、ウチの会社にはないよね。そういう意味で、役職の垣根が低い職場ですよ。私の場合、部下の成長を感じたのは、毎週何も言わなくてもロト6を買ってきてくれるようになったことかな(笑)。もちろん、お金はちゃんと払ってますよ! いや、マジメな話では、営業同行したとき、若手がお客様と話す量が増えているとうれしいですね。最初の頃は私ばっかりしゃべっていたのに、成長したなって。 |
| これはめったにないことだけど、以前、同業の倒産で注文がウチに殺到して、仕事が激増したことがありました。3カ月間、残業や休日出勤続きで、やっと休みをもらえたとき、工場から「なんで山口を休ませるんだ! こっちが困るじゃないか」と苦情の電話がかかってきた。この電話を受けた上司が「つべこべ言うな、山口を殺す気か!」と言い放って、ガシャンと電話を切ったんです。私の目の前で。あれは心強かったなぁ。 | |
| 私の上司は山口さんなんですけど(笑)。実は私は社内結婚で、相手は同じ部署にいた女性。ずっと会社の人には内緒で付き合っていたんですが、山口さんからよく「おまえたち付き合えばいいのに」と言われて、ちょっと心苦しかったですね。でも、やっと結婚を決めて報告したときは、心の底から喜んでくれました。 | |
| 酒の入ったコップ、落としそうになったけどな(笑)。 | |
| 私も社内結婚で、上司には仕事ばかりでなく、プライベートでもお世話になっています。仲人も当時の上司です。子どもができたのが遅かったので、ずっと心配してくれていたんですけど、できたと報告したときは実の親以上に喜んでくれて。あれは僕もうれしかったなぁ。 |
| ひとことで言うと、和気あいあいとして仲がいい。とにかくコミュニケーションが多いですよ。毎朝のミーティングでは、各営業の状況を細かく報告しあって確認します。一人ひとりのお客様がどんな状況か、営業がどんなアプローチや努力をしているか。そういうことが分かっているから、たとえ数字が上がっていなくても、上司や先輩がそれだけを見てとやかく言うことがないんです。 | |
| 仕事中も、それなりに声を絞って、仕事以外の話もしてますよ(笑)。 | |
| ウチは仕事中は静かに集中しているけど、休憩時間に入ると会話は多いですよね。仲の良さは1チームと変わりません。 | |
| 1チームと2チームの違いは、1チームの方が夏のエアコンの温度設定が高めってことかな。女性が冷えるとツライと言うんで(笑)。女性の働きやすさは極力考えていますよ。 | |
| そうそう。だってリンタツでは、営業として前線に出るのは我々だけど、実際、仕事をしてくれているのは事務職の女性社員ですもん(笑)。 |
| 本当によくやってくれています。受発注業務は彼女たちの担当なので、彼女たちがいなければ、お客様のもとに商品が届かない。言ってみれば、主役ですよ。仕事量だってかなり多いのにテキパキとこなして、ムダに残業しない。頭が上がりません。 | |
| そういえば私たちも若い頃、仕事は女性の先輩に教えてもらいましたもんね。 | |
| 酒の席で、女性の先輩につぶされたこともあるけどなぁ(笑)。 | |
| 取引先からも、ウチの女性社員って評判いいですよね。 | |
| 来客のお茶出しでも、茶碗の正面をお客様に向けるとか、そういう細かいマナーや気配りも抜群ですよ。 | |
| 私が書類でケアレスミスをしても、さりげなく全部直してくれている。「やっておきました」と主張することもなく、涼しい顔してますからね。 |
| 就活ではいろんな会社を見てみないと、自分に合った会社かどうかはわからないものです。長年勤めるうえで社内の雰囲気は大切。ぜひ自分の目で確かめてください。 | |
| ネームバリューだけなら、ウチよりすごい会社は他にいくらでもある。でも、長期的に見て転職せずに勤め上げることを考えたら、ウチは最適な会社ですよ。ステンレスというニッチな業界の中ではネームバリューもあるので、仕事もしやすいはず。市バスのバス停など、自慢できる場所にもウチの商品が使われていて、やっていて楽しい仕事です。 | |
| 私は以前、旅行会社に勤務していました。一見華やかな世界ですが、紙一枚だけで商売が成立することに疑問を持ち、「形に残るモノをつくる仕事に携わりたい」と、30代後半で転職しました。仕事に慣れない頃は、正直、「前の会社にいた方がよかったのかも」と悩んだことも。でも、冷静に周囲の上司や先輩の姿を見ると、「やっぱりカッコいいな」と思えました。派手さはないけれど、地に足を着けて、お客様と一緒に一からモノをつくっている。何と言っても、お客様に対して実直な商売をしている。やっぱり転職は間違いじゃなかった。これから就職するみなさんには、社会人として、自分の存在価値をどう出していきたいかを考えてみてほしいと思います。 | |
| ある役員と飲んでいたとき、「若い人がすぐ辞めるのは、信念がないから」という話になりました。「社長になろうと思ったことがあるか?」と聞かれて、ハッとしましたね。自分は考えたこともなかったから。でも、ただ一生雇われているだけじゃ進歩がない。何かを目指す気持ちを持つことが大切。これから入社する人には、信念を持って来てほしい。途中で変わったっていいんです。ただ、何かを目指す気持ちがある人と一緒に頑張りたいですね。 |
